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中谷美紀 映画「自虐の詩」で主演。

中谷美紀が映画「自虐の詩(あいのうた)」に主演することが20日、分かった。ベストセラー4コマ漫画が原作で、共演は阿部寛。クールなイメージの役柄が多かったが、「嫌われ松子の一生」「7月24日通りのクリスマス」に続き、コミカルに夫に尽くす幸薄い妻を演じる。07年秋に公開予定。中谷は「ケイゾク」(00年)の東大卒の女性刑事など、クールビューティーなイメージが強かった。ところがここ3作はコミカルな演技が続く。特に「嫌われ-」では、口をとがらせ、顔をゆがめ、歌い、踊り、笑いを誘いながら、転落していく女性の悲しさを表現した。堤監督が「中谷さんは品がある。気高く生きる人の品格が色濃く出るはず」と説明するように、クールな美しさが、笑いの中に、悲しさや、生きるためのたくましさをにじませている。中谷は「コメディーって難しいですよね。あまりに作為的だと寒くなってしまいますしね。悲惨に見せないよう、クスッと笑えるようなものにしたい」と話す。千葉の九十九里浜。波が打ち寄せる浜辺で、中谷がパンチパーマをかけたこわもての男に幸せそうに寄り添う。このほど、愛する2人が思い出の地を訪れる重要なシーンの撮影を行った。端から見れば怪しげなカップルは笑える。でも、幸せそうだ。中谷は「深い所で通じ合っている2人のおかしくも悲しい姿を描く現代版『夫婦善哉』になれば」とほほ笑んだ。
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